ナップメディカルはサービス開始以来「導入して良かった」というお声をいただいております。是非導入のご参考になさってください。
~Interviewee~
理事事務長 多田英人 様
【Q1】 導入のきっかけをお聞かせください
医療費の未収は多くの医療機関で課題となっており、当院でも外来ではカード払いや後払いを導入するなど工夫してきました。しかし未収が最も多いのは入院費用で、なかなか解決に至りませんでした。そうした中でナップメディカルさんとお話しする機会があり、「入院医療費保証サービス」を知ったことが導入のきっかけです。
【Q2】 導入の決め手になったことは何ですか?
導入が煩雑でなく、病院側の負担が少ない点です。入院予約時に保証サービスの案内を加える程度で、導入コストも不要でした。また、実際の導入時にはナップさんが職員と一緒に窓口に入り、患者さんへの説明や職員への指導をしてくださったので、スムーズに立ち上げることができました。
【Q3】 導入してみての感想をお聞かせください
入院保証サービスを導入したことによって、未収金に関しては減ってきています。ただ中にはどうしても保証に入りたくないという人もいれば、連帯保証人を付ける煩わしさや入院時の手続きが楽になって良かったという人もいるし、賛否両論はあります。また保証に入りたくない人は連帯保証人と保証金(預り金)をセットでお願いしています。保証金(預り金)を払えない人、払いたくない人はそれなりに未収になりやすいというか―もともと金銭的に余裕がないので。そこで保証金(預り金)を支払う患者と入院保証の保証料を支払う患者との切り分けができ、病院としても事前に判断しやすい、その点もメリットかなとは思っています。
【Q4】 院内ルールの変更に不安はありませんでしたか?
特に大きな問題はありませんでした。以前は保証金に関する説明を病棟の看護師が行っていましたが、導入後は医事課が担当するようになり、看護師の負担軽減につながりました。結果的に業務改善のきっかけにもなり、円滑に移行できたと思います。
【Q5】 保証料について、”患者負担型”を選ばれた理由は何ですか?
導入時に病院負担型と患者負担型を検討しましたが、当院ではもともと保証金(預り金)をお願いしてきた経緯があり、患者負担ゼロとするのは現実的ではありませんでした。未払いを防ぐ観点からも、患者さんに一部をご負担いただくことが必要と考えました。実際、保証料を支払えるかどうかは未払いリスクを見極める指標にもなるため、患者負担型を選択しました。
~Interviewee~
医事課 係長 齋藤 様
【Q1】 導入検討前、院内でどのような課題がありましたか?
当院は救急患者を断らないという方針で運営しており、予約入院よりも救急入院が多い病院です。そのため、退院時に支払いが難しい患者さんも一定数おり、未収金の発生が大きな課題となっていました。
未収金はゼロにならず、既存の未回収分に加えて新たな未払いも発生するため、督促担当としても“終わりの見えない業務”という懸念を抱えていました。
【Q2】 督促業務はどのように行っていますか?
未払いが発生した場合は、まず退院時に面談を行い返済計画を立てています。その後、支払いが滞った際は電話連絡から始まり、文書送付、最終的には訪問を実施するケースもあります。
督促担当は正職2名と非常勤1名。いずれも10年以上勤務するベテランで対応しており、業務の負担は大きい状況でした。
【Q3】 ナップメディカル導入を検討した際の院内の反応はいかがでしたか?
最初の印象としては、**「難しいのではないか」**という声が多かったです。
徳洲会グループは「保証金・預かり金を一切いただかない」という方針のため、保証料という概念への抵抗が大きかったことが理由です。
また、導入日が2024年5月7日だったため、6日までは通常通り入院できた患者さんが、翌日から保証を案内されるという点でも説明側の戸惑いがありました。
「お金がかかるサービスに申し込む患者さんが本当にいるのか」「導入しても月数名で終わるのでは」という不安もありました。
しかし、すでに導入している江戸川区の病院へ見学に行き、実際の現場の運用やトークを確認したことで、当院でも導入可能だと判断し、導入を決めました。
【Q4】 実際に導入してみて、率直なご感想は?
保証料については高すぎず、安すぎず、ちょうどよい価格帯だと感じました。
また、想像以上に患者さんからの反発が少なく、導入初月から安定した申込があり、非常にスムーズにスタートできました。
【Q5】 導入する際に良かった点はありますか?
書類の整備や運用フローの変更など不安もありましたが、
ナップメディカルさんが書類作成を行い、さらに窓口での案内トーク研修を複数回実施してくださった点が非常に助かりました。
派遣スタッフも含め全職員が参加でき、現場の理解促進に大きく役立ちました。
私たちが説明するより、専門の方から直接説明していただく方が分かりやすく、安心感がありました。
【Q6】 導入後、院内で工夫している点はありますか?
遠方から入院される患者さんは事前に窓口へ来られないことも多いため、
郵送専用の説明文書を独自に作成し、初来院の当日でもスムーズに手続きができるよう工夫しています。
【Q7】 導入後、未収金にはどのような変化がありましたか?
導入前後1年間の比較では、未収件数は3〜4%減少しました。
一見すると小さく見える数字ですが、同期間に入院患者数が約10%増えていることを踏まえると、件数が減少していること自体が大きな成果です。さらに、請求額に対する未収額の割合は18%減少しており、期待以上の効果が得られています。